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長野県の概要と特色などについて

長野県は、本州の中央にある南北に長い県で、最も多くの都道府県と接する県として知られ、面積は、全都道府県の中で、4番目の大きさがあります。律令制の令制国のもとづき「信濃国」と呼ばれてきたことから、信州の呼称で親しまれています。県庁所在地である長野市は、冬季オリンピックの開催地の経歴を持つ都市でもあります。県内全域が内陸性の気候となっていますが、山間地や盆地も多く、地域によって気候の違いが大きくなっています。特色としては、冬の冷え込みが強い一方で、盆地の夏の最高気温は高く、朝晩と日中の気温差が大きいといえます。交通については、長野新幹線の停車駅である長野・上田・佐久平・軽井沢を中心として交通網が発達しています。在来線としては、信越本線・飯山線・篠ノ井線があり、さらに、しなの鉄道や長野電鉄も営業しています。長野県庁の資料によると、県の人口は平成26年11月1日現在、2,107,893人とされています。

長野県では、時計や光学機器の生産が盛んでしたが、最近は、諏訪地域を中心として情報通信機械関連や電子部品の生産が増えてきています。また、長野県では寒暖の差を活かした果物や野菜などの生産が盛んで、食料品の加工業も発達しています。干し柿の生産量は日本一とされており、味噌やワインの製造・販売も行われています。また、関東や関西からアクセス良好な立地を活かして、山岳リゾートも多面的に展開されています。冬には軽井沢や志賀高原などのスキー場に国内をはじめ、海外からも数多くの観光客が訪れており、温泉にも人気があります。また、夏の間は軽井沢や車山高原などに都市部から涼を求めて訪れる人が多くみられます。また、北アルプス・中央アルプス・南アルプスには、全国から幅広い世代の登山者が集まります。見どころとしては、長野市にある無宗派の単立寺院として知られる国宝の善光寺や、天守が国宝に指定されている松本市の松本城などがあげられます。